櫨の里山
 ― 佐賀平野 季節のプロムナード ― 


   大寒も近い一月半ば


   早朝 冷たい空気がはりつめる
               柴犬のムクと 田んぼ道の散歩

     凛とした空気は
            地上の霜と
                  朝日の輝きの
                          贈り物

例年になく 初霜が遅かったので
ヒコバエがずいぶん成長している

     稲刈の後生えた
            冬の草にも ビッシリの霜








これは失敬

裸足のムクは冷える為か 小用が近い

いやいや
これは彼の 縄張り宣言

さしたる量も出ないが・・・






身を屈め

朝日に輝く 霜の着いた ヒコバエに見入る


     小さな 白い霜の粒々

  良く見ると
     小さな稲穂が着いている



冬の田んぼにも 小さな発見




コガモやマガモがやってくる 田んぼの中の池

今日は鳥達の姿は 見えない

鈴音に振り返ると 田んぼ一枚を挟んで

猟銃を持ったハンターが一人 ・・・






朝の陽射しの中の
               小さなエノコログサの穂


なんだか暖かさが伝わってくる
                 朝霜の風景




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