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キーワードは
もやい(共有)
昔、もやいは色んな場面で行われていました。 兄弟で使う野球のグローブは、もやいもんでしたし、 薪やキノコや山菜をとりに行く近くの里山は、集落全戸のもやいもんでした。 もやいもんだから、自分の物以上に大切に取り扱ったのです。 そんなもやいの精神こそが、『木洩れ日朴舎』が育てて行きたいと思う心です。 |
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地球は地球生物の
もやいもん
地球には人間以外にも多くの哺乳類、数えきれないほどの動物と植物が生きており、 さらには、地中や、海水中の微生物、空気中や、他の生物の中に住む微生物など、 私達の想像を絶する莫大な数の生物がこの地球上で生きています。 地球は決して人類だけの為のものではなく、これら地球に住む全生物のもやいもんなのです。 |
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命のつながり
地球上のあらゆる生物は、複雑で、多様な食物連鎖の輪の中で、命をつないでいます。 私達は、親から子、子から孫、孫から曾孫へと命をつなぐ縦糸と、 食物連鎖により命をつなぐ横糸によって、偶然にもこの地球に、今、生かされいるのです。 地球の全ての生物が豊かでないと、私達の命は損なわれてしまいかねないし、 又、将来にわたって地球の環境が豊かなでないと、私達の子孫の命は保証されないのです。 |
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キーワードは
自然体験
昔、自然体験は何処ででもできました。 それが、都会の生活では、意識しないと本当の自然と触れ合う事が出来なくなってきています。 大人と子供が一緒になって、自然との触れ合いの中で命の尊さを学び、自然の優しさ、厳しさ、恐ろしさ、 そして素晴しさを経験する。 教わるよりも体験すること、覚えるよりも感じること、五体と五感を使って体と心が楽しむ場所が 『木洩れ日朴舎』です。 |
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自然体験と
もやいの精神
私たち人類は宇宙船地球号の乗り組員の一人にしか過ぎないのに、 この宇宙船の中の食べ物も、資源も自分達だけの物のように思っている所があります。 『木洩れ日朴舎』での自然体験は、命のつながりの大切さを実感させてくれます。 地球上に存在する、過去と、現在と、未来の全ての命が、宇宙船地球号の持ち主であると言うこと・・・。 『地球は、地球に住む全生物のもやいもん』と言う価値観を自然体験を通して共有し、 広める場所が『木洩れ日朴舎』 です。 |
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《N:N》の学習
学校の教室で行われる教育には、先生と生徒と言う、教える側と教わる側と言う明確な区別があり、 教える側も国の定める『学習指導要綱』の範囲内でしか授業ができないと言う、大きな一方通行の流れがあります。 『木洩れ日朴舎』での自然体験は、先生が生徒を教え育てる《1:N》の一方通行の教育ではなく、 塾生一人一人が、自らの意思で、お互いの知恵や、技術や、知識を、学び、習うことにより、 お互いの価値観を共有する《N:N》の学習を目指します。 |
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感性を育てる
自然の中では、場所が変われば風景が変わるし、時が変われば同じ場所でも景色が変わります。 さらに、同じ景色でも見る目が違えば、見えてくるものが違ってきます。 『木洩れ日朴舎』での自然体験は、悠久の時間の流れの中での自然の遷移や、日々変化していく自然の表情を 興味深く見つめていくことを大切にします。 そして、移り変わり行くものの中に、目に見える事実と、目に見えない真実の存在を感じ、 それらを自分のものとして、事実と真実を共有していく感性を育てていきます。 自然体験の中で育てた豊かな感性こそが、科学を、 人と地球に優しい技術に醸成させる事が出来る重要な能力の一つだと考えるからです。 |
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価値観のもやい
山や森の天然林の美しさは、その植生の多様さが織り成す、様相の多彩さの中にあると思います。 異なる種の生物が、相互の種の保存の可能性を高める為に、同じ場所に共生することで、 天然林は、単一植生の人工林にない調和の取れた美しい空間を保っているのです。 私達人間が持つ価値観についても同様の事が言えると思います。 『木洩れ日朴舎』での子供と大人が一緒になった自然体験は、 世代や、性別、職業の枠を超えて、多様な価値観を認め、尊重する心を育みます。 それは、異なる価値観をも共有しうる大らかな心、『価値観のもやい』こそが、 人と地球に対して優しくなれる最短の道で、地球規模で進行している温暖化の防止や、 地球環境保全のために欠かせない重要な要素だと考えるからです。 |